【実機触って徹底レビュー】「XPS 13 (9370)」か?「Macbook Pro 13」か?比較

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MacbookとDell XPS (旧モデル)の2台使いの私が、新しい「XPS 13 (2018/1月発売)」
ゲットしましたのでレビューしたいと思います!

オシャレの代名詞のMacbookですが、「XPS 13」も負けていません。

XPS 13は、2015年の新デザイン(現デザイン)でそのコンパクトさとベゼル(額縁)の細さでグッドデザイン賞を受賞しています。今回は、そんなXPS 13の2018年1月発売の新しいモデル「New XPS 1503 (9370)」について解説していきます。

Dell XPSの他ノートPCと比べた特徴

一般的なノートPCと比較すると「XPS 13」の特徴は次の5つです。

  • 13型で世界最小サイズ
  • バッテリーが19時間と超スタミナモデル
  • 4K液晶
  • アルミ削り出しのボディ(ユニボディ)
  • ベゼル幅はわずか4 mmとスタイリッシュ

デル株式会社

13型クラスのノートで世界最小

13型ノートPCとして使い勝手が良く、Dellだけでなく、Macbook ProやHP、NEC、富士通、ソニーと
色々なメーカーからノートPCが出ています。その中でもXPS 13は、最も小さいサイズかつ軽いです。

コンパクトなのでカバンに入れて持ち運ぶ際にも手軽というメリットがあります。

バッテリーが19時間と超スタミナモデル

コンパクトで携帯性に優れるXPS 13ですが、バッテリーの持ちも優れています。フルHDモデルであれば、19時間46分という検証結果が出ています。1日8時間フルで使用したとしても、2日と少しバッテリーが持つ計算です。

打合せ中にバッテリーがない、旅先で充電がきれていた…なんて心配もいらないかもしれません。

4K液晶

4K液晶ディスプレイを選ぶことができます。
これによって映画や動画鑑賞であれば、キメが非常に細かくなるので、最高の映像クオリティで楽しむことができます。
また、作業用PCとして使えば、画面領域も広がります。

横に長めのYahoo!のサイトでも4K液晶であれば、2つ表示してもまだ余裕があります。

液晶画面には、「Corning® Gorilla® Glass 4」を採用しているので、競合製品と比較して2倍(デル調べ)の耐久性があるのも魅力的です。誤って落としてしまい、液晶が割れてしまったら、悔しすぎます。

アルミ削り出しのボディ(ユニボディ)

Mabookが「ユニボディ(1つのボディ)」と呼ばれる1枚のアルミ板を削り出して、おしゃれな外観で注目を浴びましたが、XPS 13も「ユニボディ」を採用しています。また通常の溶接によってつなぎ合わせた本体と異なり、強度も高まっています。

何よりも見た目がおしゃれです!

ベゼル幅はわずか4 mmとスタイリッシュ

ベゼル幅が狭いのがデザイン的に優れるポイントです。また本体のコンパクト化にも成功しています。
同じ13型液晶でもベゼルの幅が厚いのと薄いのとでは、本体のサイズが変わってきます。
前のモデルが5.2mmで薄くかったのですが、さらに新モデルで4mmと薄くなっています。

歴代のXPS 13

2012年から6年以上の歴史があるXPS 13です。2015年にデザインが変わって、グッドデザイン賞を受賞してから4世代目となるのが今回の「XPS 13 (9370)」です。約1年ぶりの新製品となります。

XPS 13 (L321X, Early 2012) 旧本体デザイン
XPS 13 (L322X, Early 2013)
XPS 13 (9333, Late 2013)
XPS 13 (9343, Early 2015) 新本体デザイン
XPS 13 (9350, Late 2015)
XPS 13 (9360, Late 2016 and Late 2017)
XPS 13 (9370, Early 2018)

まずは、前のモデル(2016年10月発売)から変わったか?

大きな違いはこの3つ!です。

  • 第7世代CPUから第8世代CPUに進化
  • メモリが最大16GBとSSDが最大1TBを選択可能
  • HDR(ハイダイナミックレンジ)動画も視聴可能
  • 本物の顔認証「Windows Hello」に対応した

それぞれ解説します。

第7世代CPUから第8世代CPUに進化

パソコンの頭脳にあたるCPUが、前製品の44%処理速度が向上しています(デル調査)。
つまり、単なる新製品ではなく、抜群に早くなっています。
Macbook Pro 13型でも第7世代が最新(2018年6月現在)ですので、かなりいち早く新しいCPUに対応しています。

メモリが最大16GBとSSDが最大1TBを選択可能

以前の8GBのメモリではやや不安な面もありました。
複数のブラウザを立ち上げているとあっという間にメモリが10GBを越えてしまうためです。
新しいXPSでは、16GBが選択できるようになり、これで安心です。
SSDも1TBが選択でき、高速かつ大量に保存できるようになりました。
高画質な写真を扱う方や、動画など編集する方には、このくらいの容量が必要です。

HDR(ハイダイナミックレンジ)動画も視聴可能

HDR映像とは、次の世代の映像技術で、Netflixなどの動画配信サービスでは、HDRで作成された映像作品が増えています。
従来の映像では、明るさと暗さの範囲が狭かったのですが、HDRでは広がり、より自然に近い映像を楽しめます。

新XPS13は、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しまし、「Dell シネマテクノロジー」と呼ばれる「映像」「通信速度」「音響」の3つをコントロールすることで、よりスムーズに臨場感のある映像が楽しめるようになりました。

本物の顔認証「Windows Hello」に対応!

顔認証は、起動して、パスワードを打ち込む必要も、パスワードを覚えておく必要もないので大変便利な技術です。
前の9360モデルでも顔認証は搭載していましたが、Dell独自のものであったこと、赤外線がついていなかったので、奥行きまではみていなかった点がありました。
新XPS 13では、赤外線カメラによる生体認証(バイオメトリクス認証)で、奥行きまで確認し、技術的に高い「Windows Hello」の顔認証に対応しました。
顔写真を使ったログインも防ぐことができ、企業でも利用可能なセキュリティを十分に確保しています。

パソコンの前に座っただけでスタートできるのは、とにかく便利すぎです。

強いライバルの「Macbook Pro 13インチ」と比べると?

XPS 13の最大のライバルといったらMacbook Pro 13です。
今回は、Macbook Proとも比較してみました。

タッチパッドはMacbook優れる

手元のタッチパッドは、やはりApple製品が優れます。
XPS 13は操作している少しクリックが固いなかという印象でした。
慣れると気にならなくなるかもしれませんが、Macbookと比べると
Windows製品はタッチパッドでかないませんね。

Windows製品とタッチパッドの相性がそこまで高くないので、
これまで通り、優れたマウスを使いのがよいかもしれません。

XPS 13はMacbook Proより軽い

軽さは、XPS 13です。Macbook Pro 1.37 kgに対して、XPS 13は、1.21 kgです。
新書一冊くらいの重さの違いです。
毎日持ち運ぶものだと、なるべく軽い方がよい気がします。

驚くほど長いバッテリー 19時間持続

Macbook Pro 最大10時間バッテリーに対して、フルHDモデルで最長19時間46分と2倍近くの差があります。
長時間バッテリーを希望するのでしたら、間違いなく、XPS 13です。

最後にXPS 13の特徴

HDMIポートや従来のUSB 2.0ポートはない

Macbook同様に、HDMIポートや従来のUSB 2.0ポートはありません。
代わりに「USB Type-C」や「サンダーボルト」を使うしかありません。
この点に関しては、どうしても昔のマウスや周辺機器を使っていると不便なのですが、本体のスリム化に貢献しているのでここはあきらめるしかありません。
別オプションの「Dell Thunderbolt™ Dock」「デル製アダプタ」を使うとHDMIやUSB 2.0に接続することができますので、同時に購入しておくことをお勧めします。

選べる2色!

色は2色選ぶことができます。パソコンでは珍しいキーボードのホワイトも選べるので、
黒は暗くてあまり好きではない人にも、選択肢としてよいです。

天板 ゴールド&キーボード ホワイト(ローズゴールド)
天板 シルバー&キーボード ブラック(プラチナシルバー)

私は黒の方が玄人感あって好きですが、女性からするとブラックは暗く固い印象なので、明るいホワイトが人気かもしれません。

キーボードのパッド部分には、デル独自開発の「編み込み」のグラスファイバー素材が使われていて、経年による黄ばみや汚れを防ぐためのUVカットと汚れの付きにくいコーティングになっています。

詳細が気になった人は、公式サイトを確認してみてください。詳細は、デル公式サイト New XPS13

XPS 13(新旧モデル、Macbook Pro 13との比較)

最後に性能について比較ました。製品比較はこちらをご覧ください。

製品 New XPS 13 (9370) XPS 13 (9360) Macbook Pro (13インチ)
発売日 2018年1月発売 2016年10月発売 2017年6月発売#
CPU 第8世代 インテル® Core™ i5/i7 プロセッサー 第7/8世代 インテル® Core™ i5/i7 プロセッサー 第7世代 インテル® Core™ i5/i7 プロセッサー
OS Windows 10 Pro/Home 64bit Windows 10 Home 64bit macOS High Sierra
メモリ 8GB/16GB 4GB/8GB 8GB/16GB
SSD 256GB/512GB/1TB 128GB/256GB 128GB/256GB/512GB/1TB
ディスプレイ(解像度) UltraSharp QHD+解像度(3,200 x 1,800)
800万ピクセル
13.3” 4K Ultra HD (3840 x 2160) /
13.3” FHD (1920 x 1080)
ベゼル幅 4 mm
Corning® Gorilla® Glass 4
UltraSharp QHD+解像度(3,200 x 1,800)
570万ピクセル
13.3インチ FHD AG (1920 x 1080)
ベゼル幅 5.2mm
IGZO IPSパネル
Retinaディスプレイ
IPSテクノロジー搭載13.3インチ
2,560 x 1,600ピクセル標準解像度
タッチ液晶 4Kモデル タッチ/非タッチ 選択可能 4Kモデル タッチ/非タッチ 選択可能 非タッチ
指紋認証 指紋認証あり 指紋認証あり Touch IDセンサーありTouch Bar
カラー 天板 ゴールド&キーボード ホワイト
天板 シルバー&キーボード ブラック
天板 ゴールド&キーボード ホワイト
天板 シルバー&キーボード ブラック
シルバー
グレイ
ワイヤレス Killer 1435 802.11ac 2×2 and Bluetooth Killer 1535 802.11ac 2×2 WiFi and Bluetooth 802.11ac / Bluetooth
ビデオカード インテル® UHD グラフィックス 620 インテル® UHD グラフィックス 620 Intel Iris Plus Graphics 640
冷却部 GORE™ Thermal Insulation
カメラ Windows Hello対応の赤外線カメラ
顔認証可能
Webカメラ 720p FaceTime HDカメラ
接続 Thunderbolt™3対応Type-Cポート 2箇所
microSDスロット
USB-C 3.1(PowerShare対応)、DC-InおよびDisplayPort
ヘッドセットジャック
Nobleロックスロット
Thunderbolt™3対応Type-Cポート2箇所
microSDスロット
USB-C 3.1(PowerShare対応)、DC-InおよびDisplayPort
ヘッドセットジャック
Nobleロックスロット
DisplayPort
Thunderbolt(最大40Gbps)×2/4箇所
USB 3.1 Gen 2(最大10Gbps)
ヘッドセットジャック
本体素材 アルミ削り出し(溶接なし) アルミ削り出し(溶接なし) アルミ削り出し(溶接なし)
大きさ 幅302 mm × 奥行199 mm × 高さ7.8~11.6 mm 幅304 mm × 奥行200 mm × 高さ9~15 mm 幅304 mm × 奥行212 mm × 高さ14.9 mm
重さ 1.21 kg タッチ対応1.29 kg / 非対応 1.22 kg 1.37 kg
バッテリ フルHD:最長19時間46分
4Kモデル:最長11時間
52 WHrバッテリ
最大22時間の連続使用
60 WHrバッテリ
最大10時間
54.5Whリチウムポリマーバッテリー内蔵
サポート (標準)1年間 引き取り修理サービス (標準)1年間 引き取り修理サービス (標準)90日間の無償電話サポート
1年間のハードウェア製品限定保証
価格
2018年6月時点
15万~20万円 9万~16万円 14万~22万円
公式サイト デル公式サイト New XPS13 デル公式サイト New XPS13

詳細が気になった人は、公式サイトを確認してみてください。詳細は、デル公式サイト New XPS13

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