ここでは、パソコン選びに必要な知識としてメモリについて解説します。
メモリ memory
メモリ【memory】
コンピュータ内でデータやプログラムを記憶する装置です。
メモリは何をしているか?
CPUで高速に処理されるデータをメモリに格納して、いろいろな作業を行えるようにします。
例えるとメモリは作業机です。
作業机で、教科書やノートを広げて勉強をするように、パソコンで作業するためにデータのやりとりがされる場所です。
このメモリは、だいたい人差し指から親指くらいの長さで、パソコンの中に1枚~4枚ほど指定の場所に差し込まれています。
15センチ定規が1~4枚差し込まれているようなイメージです。
パソコンでたくさんの作業を同時にすれば、たくさんのメモリが必要で、音楽を聞きながら、文章作成、インターネット閲覧などの同時作業を行えば、ふつうより多めにメモリが必要になります。最近のWebブラウザだけでも1GBメモリを消費することもあります。
足りなかったら、購入して追加すればよい!
パソコンを診断した結果、メモリが原因で処理が遅くなり、パソコンの動作に不満を感じたら、後から増やすことも可能です。これを増設といいます。
そのため、メモリに関しては、それほど余裕をもって大容量を選ばなくても、あとで追加や交換することも考慮に入れてもよいかもしれません。
【メモリの処理速度】
では、実際どのくらいのメモリ容量が必要なのでしょうか。容量別に用途の目安は、次の通りです。
メモリ容量 | 用途 |
---|---|
~1GB | パソコンが格安のノートブックでなければ、あなたのパソコンがかなり古いことを意味します。そろそろ買い替えを検討した方がよさそうです。 |
2GB | 職場のパソコンで比較的多い容量です。コストの関係から買い替えできないならば、しかたありませんが、Windows 7、Windows 8搭載のパソコンであれば、動作にストレスを感じる場面があるかもしれません。これから購入するパソコンであれば、4GBは必須と思います。 |
4GB | Windows 7、Widows 8を動作させるのに十分なメモリ容量です。パソコンでやるある程度のことは、この容量で足りるかと思います。ただ、アクティブに使いたい方や、1日6時間以上使うパソコンであれば、8GB以上はほしいところです。 |
8GB~12GB | グラフィックソフトを使用する方や、仕事で大きなデータを扱う方はこのくらい必要です。また、長く使うのも見越して、お金に余裕があるのであれば8GB以上にしても十分な投資かと思います。 |
16GB~32GB | こんなに容量が必要か?と思われるかもしれませんが、高い描写力を必要とする3Dゲームは、このくらいのメモリ容量が必要です。また、大容量のデータ変換が必要な動画編集では、メモリ容量で差が出てきます。ただ、CPUやSSDなどの兼ね合いもあるので、メモリを増やすのはこのくらいの容量かと思います。 |
- Windos 8で一般的なメモリは4GB
- アクティブにパソコンを使う予定なら8GBを選びたい
- 2GB以下のメモリならばそろそろ買い替えが必要かも